アグラオネマ育成ガイド①
今回は私が育てているアグラオネマをひと通り紹介し終わったので、現在の育成環境を少しずつご紹介しようと思います。
まずはじめに、わたしのお話は完全に初心者向けの内容となります。(なぜなら私も玄人ではないから!!ww)
実際に現地に植物の採集に行かれたり、植物を増やして販売などをされている方はそれぞれに細かいポイントをおさえてこだわってらっしゃると思います。
がっ、!!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
世間的には熱帯植物なんて触ったこともない方がほとんどかと思います。いきなり難しい話をしてもチンプンカンプンになるので、そのあたりも考慮しながらまずはわかりやすく管理のポイントも含めてお話してみようと思います(`・ω・´)
目次
1.環境について
2.温度と湿度
3.用土 (次回)
4.水やり (次回)
5.その他
1.環境設備
以前わたしは自作の保温箱をスタイロフォームにて作成したお話をしましたが、現在はガラスケージを購入してそこでの管理をしております。
水槽でも育成はできると思いますが、使い勝手と空気の通り道の確保という点ではやはりパルダリウム、ビバリウム用のガラスケージがオススメとなります。
同じガラスなのに水槽と何が違うかというと
・前面がガラス引戸
・上面にもガラスの天井がある
・通気孔が天井ガラスと前面の下部に設置されている
ご覧いただければわかるように前面がガラス引戸のかたちになっております。これが水やりをする際にとても簡単でかつ、真正面から霧吹きができるため前面のガラスに水滴がつかず、見栄えもいいです。
水槽や、衣装ケースの場合真上からの霧吹きになるので全ガラス面に水滴がついてしまいどうしても見栄えではガラスケージに劣ってしまいます。
そして、地味に大事なのが通気孔(*・ω・)ノ
熱帯植物だからただジメジメさせとけば良いというわけではありません。完全に空気をこもらせてしまい、温度が上昇してくると草体に負担をかけてしまいます。空気の流れをかすかに作りつつ、温度と湿度の維持がポイントです。
網の部分が通気孔になっております。
なので、必要な機材としては
・ケージ、水槽、衣装ケースetc...
・観葉植物用ライト
・温湿度計
・鉢
・用土
・霧吹き
くらいでしょうか(*'▽'*)
常湿で育成できる観葉植物に比べるとちょっと手間がかかりますけど、その分綺麗な葉っぱを展開してくれたときの感動ったらたまりませんよ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
2.温度と湿度
これは観葉植物を育てるにあたり絶対におさえなければならないポイント。
アグラオネマ ピクタムに関して言えば温度は15~30℃の中であれば問題ないかと思われます。ただ20℃を下回ると成長率が遅くなってしまうようですね。
湿度に関してはアグラオネマは慣らせば常湿でも育成できます。ただいきなり常湿にすると萎れてしまうので、ある程度湿度のある環境で根を張らして、安定してきたら徐々に常湿に慣らしていくのがベターです。
私の場合、湿度は60~70%ぐらいの環境で育成していますが、ある程度根がしっかりした草体は50%を下回っても葉垂れすることなく元気でした。ただ、湿度がある程度高い環境の方が成長が早い気がしているため、現在は常湿でなく多湿気味の環境を維持しております。
植物が水分を吸収できなくなることを水涸れと言います。根っこがしっかりしていない状態ではうまく吸水できずに葉が垂れてきます。
このアンダマンは下の葉が見事にうなだれていますね。
これがさらにひどくなってしまうと葉の一部が黄色に変色してきます。
左の葉の先端が黄色に・・・・
葉の一部に黄色い斑点が・・・・・
こうなってしまうと元には戻りません。
この程度であれば残しておいても悪くはないかもしれませんが、これらは切り落としました。ダメになりかけの葉っぱを残しておいても、その葉に無駄に栄養がいってしまうので切り落としていいと思います。
また、根がしっかりとしていない場合は湿度が高めの環境を作ってあげて発根を促すと良いかと思われます。
先ほどのアンダマンも二枚葉を落とし、湿度をあげた環境で育成していくと少しずつ葉が浮いてきました。このタイミングから新しい葉が伸び始めました。
根が張ってくるとそのぶん栄養の吸収も促されるので新しい葉の展開も見られるようになるのです(`・ω・´)
というわけで今回はアグラオネマの育成設備環境と温度と湿度についてお話しさせていただきました。
次回は用土と水やりについてお話ししていこうと思います。
これを機にあなたのお部屋にも迷彩の葉っぱはいかがでしょうか?(๑>◡<๑)
それではまた!
葉垂れしてたアンダマンの復活を告げる新葉
美しい、、、(T-T)