ヒョウモントカゲモドキの紹介と遺伝子の話ですって(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ってなわけで、レオパ紹介の巻です!(雑!!w)
こちら、我が家の2匹目ヒョウモントカゲモドキ
モルフは「ノンハイポブラッドタンジェリン」のメスであります。
(モルフ名なげぇ、( ̄▽ ̄;))
<モルフ説明>
タンジェリン
タンジェリンとは柑橘類の一種で、その名の通り鮮やかなオレンジ色に因んで名付けられたようです。最近の多くのタンジェリンと呼ばれる個体は同時にハイポメラニスティックの遺伝子表現(黒の色素を少なくする遺伝子)も出ているためハイポタンジェリンなどとも呼ばれることもよくあります。
しかし、黒いスポットを消すハイポタンジェリンにはどうしても地色のオレンジも明るく抜けた色合いになる特徴が合わせて出るため、地色の深く濃いタンジェリン色にすることに重点を置き、ハイポを分離させたものがうちの『ノンハイポタンジェリン』である。
ブラッド
これはハイポタンジェリンのうちの一つのブランド名のようなもの。
ハイポタンジェリンには同じ品種名でも複数の血筋があり、できるだけ同血統同士で交配していかないと、徐々に表現型が鈍ってくるため、いくつかのブリーダーは自分の増やしている血統にブランド名を付け、血筋を分かりやすくするとともに、微妙な色味表現の違いを明確にしようとしています。
『ブラッド』とはHiss社作成のブランドであり、黒い点は残りがちな反面、濃い赤も出るモルフ名である。
ちなみにこれは購入当初の写真でまだまだ幼い幼体です。尻尾小さいからレオパ感弱いね(*´-`)
現在の姿はコレ
尻尾の付け根の濃いオレンジがブラッドの遺伝子を表してますね〜。まだ大きくなるので、この濃いオレンジが広がって来ると良いのですが(//∇//)
うちの子は『ノンハイポブラッド』であるため、本来は黒い斑点が胴体から顔にかけて出てしまってもおかしくないのですが、、、ほぼ黒点なしΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
幼体のうちから黒点が少ない個体を選んだとはいえ、ここまで綺麗になくなるとは(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
お次はこの方
これもまた購入当初の写真でして、現在はこんな感じ↓
モルフ名「W&Yマックスノーエクリプス」
(やっぱりなげぇ(´;Д;`)必殺技名かよww)
<モルフ説明>
W&Y(ホワイト&イエロー)
ハイポタンジェリンに不規則なスポットや斑紋を足したような外観。虹彩の色味は通常薄いグレーであり、体側や手足が白く色抜けする個体が多く、全体的に明るく白味が強い色合いになります。背中の中心に白いラインのような色抜けも特徴。
マックスノー
黄色味が減少して白と黒のような外観をしています。幼体時ほど白が強く、成長につれて黄色味が出てきます。 遺伝形式は共有性遺伝とわかっております。
エクリプス
エクリプスとは『日食』という意味でヒョウモントカゲモドキの品種の中では珍しい眼に特徴が出た品種。通常のヒョウモンの眼はグレーの虹彩に猫の眼と同じ縦長の瞳を持つのだが、エクリプスでは虹彩の色に変化が生じます。
発現の仕方は2種類あり、虹彩全体が瞳と同じ黒色に染まる『フルアイ(ブラックアイ、ソリッドアイとも呼ぶ)』と虹彩の前半部だけが半月状に染まる『ハーフアイ(スネークアイ)』があります。
両者は遺伝的には同じもので、発現の仕方はランダムのようです。
(つまり、フルアイ同士の交配でもハーフアイが生まれる可能性もあり、片目ずつ違う表現の可能性もある。)
ブリーダーによっては両眼ともフルアイの個体をエクリプスと読び、ハーフアイのものをスネークアイと区別することもあるそうですが遺伝的には変わりません。
また、眼の表現以外にも体色の模様を退縮させ、吻端部と手足を白っぽく抜けさせる表現もあるようです。
ちなみに、この遺伝子は劣勢遺伝することがわかっています。
これらの遺伝子を持ち合わせたうちの個体はW&Yの薄黄色の体色にマックスノーの黒い斑点が現れつつもエクリプスの作用で斑点は退縮傾向でより細かくなっており、手足は白っぽく抜けた色合い。眼はエクリプスのフルアイで真っ黒にといった感じの見栄え。
こうやって考えるとそれぞれの遺伝子が確かに組み合わされていて面白く、かつ綺麗な表現が仕上がってますよね(*´-`)
遺伝子がたくさん組み合わさってるので必然的に長いお名前が付いてしまうのは否めませんが、綺麗だから許しましょう(//∇//)
遺伝子を知ることでヒョウモントカゲモドキをより深く楽しめる!これはこの種の飼育においてハマってしまう醍醐味の一つではないでしょうか。
遺伝形式についてはまた別にお話でもしてみましょう( ̄▽ ̄)